告知:アニクリ新刊『vol.1.5 岡田麿里2012−2016/〈時〉をかけるアニメ』の発刊予定について #bunfree #anime_critique
アニメクリティーク刊行会では、2013年に発刊しました創刊号『vol.1.0 岡田麿里2008−2011』、2015年に発刊しました『vol.1.5_β 心が叫びたがってるんだ。総特集号』(2015/12/29 冬コミ頒布済 →事後報告はこちら、 →通販サイトはこちら)の続刊を発刊します。
『vol.1.5 岡田麿里2012−2016/物語の〈傷〉』(2016/05/01 文フリ頒布予定)
いずれも表紙は、『vol.1.0』『vol.2.0』『vol.3.0』『vol.1.5』とアニクリを牽引していただいた yopinari くんにお願いしてあります。
目次は下記の通りです。
※2016/4/30追記 ひとまず全体が校了して印刷所に回されたので、各評論冒頭を掲載します。
Nag「アウトライン」
対象作品:(1)B★RS × キズナイーバー、(2)峰不二子という女 × 絶園のテンペスト、(3)鉄血のオルフェンズ × M3 × 絶滅危愚少女、(4)心が叫びたがってるんだ × WIXOSS、(5)凪のあすから × 迷家
岡田麿里関連作品を二作品ごとに対照させつつ、計11作を検討していくもの。
tacker10「幻想の舞台から目覚めるために」
対象作品:絶園のテンペスト
konkatuman「ウィクロスおまけまんが」
tacker10「アンチ・ロマンチシズム」 対象作品:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
(tacker10評論へのコメント(SpANK888))
すぱんくtheはにー「離散と忘却の孤児たち(オルフェンズ)」 対象作品:機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
(すぱんく評論へのコメント(tackerx))
ふると+Nag「虚構に追いやられた痛みを引き取りにいくために」 対象作品:B★RS
超成瀬順を性的な視線で見る奴バスターズ(wak)「廃墟のお城で何が起きたのか」 対象作品:ここさけ
なーる「凪のあとから 〜 自由のその先へ」 対象作品:凪のあすから
晴れない空の降らない雨「「恋愛」「想い/語り」「家族」」 対象作品:ここさけ、オルフェンズほか各種
※2016/4/27追記 ひとまず全体が校了して印刷所に回されたので、各評論冒頭と、一例として、ふると+Nag「ブラック★ロックシューター論」全文(画像)を掲載いたします。
以上、2016/4/27追記終了。
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さて、今回は後者2についての寄稿を募集いたします(2016年5月文フリでの頒布予定)。
対象作品詳細は下記ですが、2012年の『ブラック★ロックシューター』『峰不二子という女』『絶園のテンペスト』や2013年の『凪の明日から』『WIXOSS』、2014年の『M3』から2015年『ここさけ』、そして現在放映中のアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(第13話記事はこちら)、2016年公開予定の劇場版『selector destructed WIXOSS』までを含めたいと考えています。
最新作として予告されている『迷家』については、文フリ後の夏コミあたりであれば、付属冊子として作成できるかもです。
寄稿募集文と対象作品群は、以下の通りです。
1、『vol.1.5 岡田麿里2012−2016/〈時〉をかけるアニメ』(2016年5月 文フリ頒布)
1、検討・寄稿募集作品例
ブラック★ロックシューター(2012年)
アクエリオンEVOL(2012年)
AKB0048(2012年)
LUPIN the Third -峰不二子という女-(2012年)
さくら荘のペットな彼女(2012年)
絶園のテンペスト(2012年)
がんばれ!ルルロロ(2013年)
AKB0048 next stage(2013年)
劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME[5](2013年)
劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(2013年)
凪のあすから(2013年)
selector infected WIXOSS(2014年)
M3〜ソノ黒キ鋼〜(2014年)
絶滅危愚少女 Amazing Twins(2014年)
selector spread WIXOSS(2014年)
幸腹グラフィティ(2015年)
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ(2015年)
心が叫びたがってるんだ。(2015年)
映画かいけつゾロリ うちゅうの勇者たち(2015年)
selector destructed WIXOSS(2016年予定)
その他、2011年以前の作品についても可。(※ただし、2011年以前の作品のみの検討の場合には、下記②にあるとおり、寄稿文の文量については比較的短いコラム形式のものを想定しています。「一緒に論じることに意味がある!」という主張がある場合には、是非一報戴ければ幸いです。)
2、寄稿募集要項
(1)募集原稿:
岡田麿里脚本・シリーズ構成アニメ作品(劇場版含む)のうち、寄稿募集原稿例に掲げた作品を中心として論じたもの。あるいは、アニメ作品における「時間性」「歴史性」「世代継承性」についての検討を含むもの。その両方に関わるもの。
(2)装丁・発刊時期:
オフセット印刷、A5、100頁程度(¥500での頒布予定)で企画しています。
発刊は第22回文学フリマ(2016年5月)および夏コミ(2016年8月)を想定しています。
(3)募集原稿様式
a. 文字数:
①論評・批評 : 2000字程度から15000字程度まで。
②作品紹介・コラム:500字程度から2000字程度まで。
b. 形式
.txt または .doc
c. 締め切り
原則として2016/3/19(土)。鉄血のオルフェンズのみ2016/4/10(日)
(※ 個別に @anime_critique あるいは @nag_nay までご連絡いただけましたら、延長することは可能です)
(※ その後、何度か原稿の校正上のやり取りをさせていただけましたら幸いです。)
d. 送り先
anime_critique@yahoo.co.jp
※ 参加可能性がありましたら、あらかじめご連絡いただけましたら幸いです。その際、書きたい作品、テーマ、内容についてお知らせくださると、なお助かります。
※ 原稿内容について、編集とのやりとりが発生することにつき、ご了承ください。
(4)進呈
寄稿いただいた方には、新刊本誌を進呈(※ 進呈冊数は2を予定)させていただきます。
---- 以下は、既刊1.5_β に関する記録です。
2、『vol.1.5_β ここさけ特集号』(2015年12月 冬コミ頒布(※了))
(1)検討・寄稿募集作品
劇場アニメ『心が叫びたがってるんだ。』に関する批評・評論・SS等。
一作品に特化した特集ということで、原則としては作品内容に定位し、かつ、テーマ設定が明確なものでお願いできれば幸いです。
(※ なお、監督・脚本家・製作過程等に関する総論も可能ですが、こちらをご希望の場合に関しては、下記編集連絡先までご一報ください。コラム形式での執筆をお願いする場合がございます。)
以上に加え、現在、座談会を企画中です。こちらについては追って詳細をご連絡させていただきます。
(2)装丁・発刊時期:
表紙カラー・オフセット印刷、A5、80-100頁程度で企画しています。
発刊は冬コミ(2015年12月)を想定しています。
(3)募集原稿様式
a. 文字数:
① 座談会1「定型の反復」(仮題)、座談会2「演出・表現・物語」(仮題)
② 論評・批評・SS:3000字程度から15000字まで。
内容は、本作から読み取れるテーマの設定が明確になされているものでお願いできれば幸いです。
③ キーワードコラム :200字程度から800字まで。
※コラムについては、若干募集要項を修正しました。各評論の合間に、挿入していければ幸いです。現状では暫定的に以下の各キーワードを設定しました。これ以外にも追加は可能です。各キーワードに沿って、本作から読み取ったことを、まとめていただければ幸いです。
1. 言葉について:
「お喋り」(ex.ドロドロ、沈黙、殻)
「妄想」(ex.王子/玉子、お城、物語、愛)
「定型/定型外」(ex.母による命令/祖父母-孫関係(=父抜き))
「夢」(ex.トラウマ、夢(物語)のトレース、妄想、長引く夢(恋愛))
「主語」(ex.主語の曖昧化、「言いたいことあるならはっきりいえばいいのに」、伝染)
「翻訳」(ex.漢字の点、外国語による距離化)
「呪い」(ex.因果応報:「いないと困るの!」、成瀬自身に自覚された夢=幻想)
「吊るし玉子」(ex.空っぽの玉子、溢れ出る中身、スクランブル、詰められた玉子)
2.身体について:
「小走り」(ex.お喋りな身体・動作表現、不自然な走り)
「掌」(ex.手を合わせた祈り、歌、ミュージカル)
「痛み」(ex.心、身体、過去の記憶)
「カット」(ex.髪、コマ、傷、息)
「涙」
「押し/引き」(ex.押し倒す成瀬、押しに弱い坂上、引きのショット)
3.繰り返しと定型句について:
「代役」(ex.DTM=ミント、ミュージカルの代役)
「ミュージカル」(ex.こっぱずかしい台詞、坂上だけがなしうる(?)こと)
「定型句」(ex.仁藤の褒め言葉、坂上の言い訳、行き場を失った言葉)
「主語の欠如」(ex.全ての呪いの言葉が全部自分に返ってくる)
「時差」(ex.延期する仁藤、瞬時に切断する坂上、遅延する成瀬・田崎)
「名前」
「罵倒」(ex.定型句としての罵倒、それだけしかない罵倒)
4.人間関係について:
「罪」(ex.無知の成瀬の二つの罪、目の前の相手を見ない田崎)
「馴れ合い」(ex.三嶋→田崎/田崎→三嶋という閉じた関係、「田崎だけの問題じゃん?」)
「お前ら」(ex.阻害された山路、私たちという輪)
「靴」
「過去/現在」(ex.「あなたがくれたこの世界」、「あなたのとなりに」)
5.視線について:
「見る/見られる/眉庇効果」(ex.内観/外観/一部しか見えない)
「心の中」
「メール」(ex.お守りとしての携帯=繋がったメール)
「封印」
「格好よさ」(ex.ピアノ、勘違い、行為に対する気づかないふり)
「狡さ」(ex.坂上が成瀬に頼られる快楽を悪用した振る舞い)
以上どうぞよろしくお願いします。
b. 形式
.txt または .doc
c. 締め切り
第一稿:2015/11/29(日)
(※ 個別に連絡いただけましたら延長することは可能です)
(※ その後、何度か原稿の校正上のやり取りをさせていただけましたら幸いです。)
最終稿:2015/12月6日(日)
d. 送り先
anime_critique@yahoo.co.jp
※ 参加可能性がありましたら、あらかじめご連絡いただけましたら幸いです。その際、書きたい作品、テーマ、内容についてお知らせくださると、なお助かります。
※ 原稿内容について、編集とのやりとりが発生することにつき、ご了承ください。
(4)進呈
寄稿いただいた方には、新刊本誌を進呈(※ 進呈冊数は2を予定)させていただきます。
サンプル画像1、『vol.1.5_β 心が叫びたがってるんだ。特集号』表紙(2015/12/29 冬コミ頒布)
サンプル画像3、『vol.1.0 岡田麿里2008−2013』(2015/12/29 冬コミ頒布)
(旧告知文)