寄稿募集:アニクリ 2020春号 vol.4s「特集 アニメートされる〈屍体〉/葬送の倫理」(仮) #C98 #bunfree
1、vol.4s 検討・寄稿募集作品(例)
『メイドインアビス 深き魂の黎明』、見ていただけましたでしょうか? EDカッコ良すぎとかいう点は超えて、本当に小・中学生の時にこの作品に出会いたかったな、と思う次第です。生き方が変わっていたかも(いなかったかも)しれません。
さて、アニクリvol.4.0「境界線上の身体」およびvol.4.5「ガルパン総特集号」のテーマを引き継ぐ形で、アニクリ新号vol.4sでは「アニメートされる屍体」をテーマとして、関連する諸作品を広く募集いたします。
折しも、『Fate』シリーズのHFの完結を目前とし、ゾンビランドサガの続編を控えている現在、〈屍体/死体〉という切り口から(究極的にはアニメーションの初期からその主題とされていたはずの「モノを動かす」ということから)2020年に至る「アニメ」についての振り返りの機会としていただけましたら幸甚です。
近日中に追記しますが、現状では(例えば)次のような事項に関連する作品について、皆様の関心を惹起する作品が思い浮かんだら、お寄せください。
(ぜひ作品例として明記させていただきたく思います。)
(1)キャラクターとしての「ゾンビ/屍体」を中心とするアニメ
・ゾンビランドサガ
・甲鉄城のカバネリ
・がっこうぐらし!
・さんかれあ
・フランチェスカ
・屍者の帝国
・さらざんまい
・灰羽連盟
・死者の書 など
(2)モノを動かす/『Thunderbolt Fantasy』からクレイ・人形アニメーションへの遡行
(3)「バグ」/「リミテッド」を含み込む身体
・vol.7sにおける各作品を参照
(4)動かされる/召喚される死体
・AIみそらひばり/初音ミクと不在者のパブリシティ権
・Fateシリーズ(Fate Grand Order/HF/UBW/Zero全て含む)
(5)「キャラクターの死」にまつわる作品群
etc etc..
(* 例示は対象作品を限定する趣旨ではありませんので、「これ入れろ」というのがございましたらリプライやメールなどください。なんなら特にリプなどなくとも送りつけてください。)
なお、以上の点につきましては、アニクリの寄稿者・こもんさんから諸々のプッシュをいただいておりましたところで、皆様のお力添えになるかもなので、一部、引用させていただきます。
「松浦は、映画がゴダールのいうように1秒に24回の死だったとしても、映画が死を直接露呈させたことはないのではないか、死者すら長時間映すことは憚られてきたのではないか?と問うています。むしろ、映画を取り囲む環境は、死者のいない葬列、輪廻のように途切れなく循環する世界、そういうものが似つかわしいといいます。もうひとつ、ベルクソン論ではベルクソンが心霊研究の学会で論考を発表したりしていたことを取り上げて、持続の切断としての死はやはりベルクソニスムには場所を持たないと論じています。だから、ベルクソニスムにとって死は通過点であり、心霊的な死後の生はオカルトでも不可知論でもない、持続が理論的に要請してることだったのだと。」
「もちろん、そこから返す刀でドゥルーズのシネマも問題になります。」
「このへんを念頭において、ラマールが宮崎駿について、特にその「大自然」という宮崎アニメを支えるシステム、環境?、摂理?について言っていることを論じてみたい、宮崎が腐海の底で大いなる浄化が進行していることを信じることができるのは「大自然」という自らのアニメが取り込まれている大いなる循環のシステムを信じているからだと。描線も、運動も、キャラクターも全てがその循環に巻き込まれている。これはまるでベルクソニスム…?死者を欠いた葬列?と。」(@commonko)
2、寄稿募集要項
(1)装丁・発刊時期:
オフセット印刷、A5、100頁程度で企画しています。
発刊時期は、2020/05/03、東京文学フリマ+C98(夏コミ)です。
(2)募集原稿様式
a. 文字数:
①論評・批評 : 1600字程度から20000字程度まで。
②作品紹介・コラム:300字程度から1600字程度まで。
③掌編小説 : 2400字以内
b. 形式
.txt または .doc
c. 締め切り
①第一稿:2020/03/30(月)
(※ 第一稿に、自身で納得いかない場合には、ドラフトまたは納得いかない点を送付くださいましたら一緒に考えられますので、よろしくお願いいたします。)
②最終稿:2020/04/13(月)
③相互コメントやりとり期間:2020/04/01(火)-2019/04/18(土)
(※ いずれも個別に連絡いただけましたら延長することは可能ですが、大幅な延長につきましては相当の期間前に相談くださいましたら幸いです。)
d. 送り先
anime_critique@yahoo.co.jp
※ 参加可能性がありましたら、あらかじめご連絡いただけましたら幸いです。その際、書きたい作品、テーマ、内容についてお知らせくださると、なお助かります。
※ 原稿内容について、編集とのやりとりが発生することにつき、ご了承ください。
(3)進呈
寄稿いただいた方には、本誌2冊を進呈させていただきます。
3、発刊趣旨
(underconstruction)